生録用のICレコーダーが熱い! 昨年までは先行したR-09 (ROLAND) がシェアを占有してましたが、ここのところ各社新製品発表して戦国時代の様相です。
LS-10 (OLMPUS)
PCM-D50 (SONY)
R-09HR (ROLAND)
DR-1 (TASCAM)
MGR-A7 (KENWOOD)
H2 (ZOOM)
価格等はこちらのページをご覧下さい。
バンドマンが次のような目的で使うにはどれも十分な性能だと思います。「自分の演奏を録音して後でプレイの参考にするために聞く」、「MP3にしてホームページにアップする」、「時にはCDに焼いて聞いて悦に入ったり、あるいはダメだな〜と反省したりする(笑)」 等。
それなら安いのが良いのじゃないの、って感じですが、今の世相にならって比較して優劣順位をつけてみると。価格優先なら H2 。コストパーフォーマンスは R-09、DR-1、MGR-A7 あたりかな〜。高品質高性能なのは PCM-D50 かな、高いだけのことはありそうです。
音質だけで比べると、LS-10、 PCM-D50 が良さそう。下記の「藤本健のDigital Audio Laborator」のサイトにある録音サンプル(Jupiter)を聞き比べてみると、「中高音の綺麗さが素晴らしい LS-10」、「総合的に上品上質にまとまり高品質っぽい PCM-D50」、「唯一低音のベースアルコが聞こえてサウンドに厚みがある R-09HR」、って感じでしょうか。
ボーカリスト、バイオリニスト、ピアニスト、管楽器その他、高音域の楽器の方は LS-10 で決まりかも。(といっても値段は H2 の2倍。それに見合う価値があるかどうかは不明。)
電池のエコ度では LS-10、 PCM-D50 ?。 LS-10は単3電池2本で12時間ほど録音できるみたいで、R-09の2〜3倍持ちそうです。毎週2時間程度録音する私にとってはこれはかなり魅力的です。
なお DR-1、MGR-A7 は内蔵電池仕様でアルカリ乾電池は使えないようです。充電は面倒くさいし急には間に合わない恐れがあるので、私には向いてなさそう。
私は今 R-09 を使っていますが不満はなくて、まぁ満足しています。ですので買い換える予定は無いのですが、もし壊れて次に選ぶとしたら、LS-10 か R-09HR あたりでしょうか。
LS-10 は魅力的ですが低音が弱そうなのが気になります。外部マイクを使うっていう手もありそうですが、そこまでするのは面倒ですね。やっぱりバンドのライブ録音の現場では、それを主目的に作られた R-09HR が手堅そうな気がしないでもないです。
あるいは安くあがるように R-09 を修理して使うかもしれません(^^; 節約したお金で楽器の弦を買うほうが重要かも。いくら録音の音質が良くてもコンテンツ(演奏内容)が悪ければダメっていうことで、ミュージシャンは録音音質にこだわるよりも良い演奏をすることが大切ですね。
(こんな録音機のことをグダグダ書いていないで練習せぇよ〜!、っていう声も聞こえてきそうです、はい、ごもっとも(^^;))
それからバンドマンでなく、録音することを目的に適度に凝った趣味を楽しみたいっていう方は、LS-10 PCM-D50、あたりがぴったりのような気がします。
その他使用感、比較記事等は次のページも参考になりますのでご覧下さい。
藤本健のDigital Audio Laborator
MGR-A7 R-09HR DR-1 LS-10 PCM-D50 H2
小劇団の音響効果
サウンドのツールたち3